腰痛で代表的なのは、ギックリ腰と呼ばれる腰仙部挫傷、椎間板の一部が神経を圧迫して起こす椎間板ヘルニアです。他にも、過度な運動が原因となる脊椎分離症や、骨の変性などが原因となるすべり症、腰部変形性脊椎症、腰部脊柱管狭窄症、骨がスカスカになる骨粗鬆症も腰痛を引き起こします。また、腎結石や尿管結石、子宮筋腫、子宮内膜症、うつや自律神経失調症などの疾患でも腰痛が起こることがあります。
腰部変形性腰椎症
加齢とともに腰椎が変形し、突出することがあります。トゲのようにも見えるため、骨棘と呼ばれます。骨棘の尖った部分が神経を圧迫すると、腰痛を引き起こします。起きあがったときやトイレに立つときなど、動き始めに痛みが起こりやすいという特徴があります。
腰部脊柱菅狭窄症
長年腰に負担がかかって、椎間板が変性したことが原因となって神経の通り道である背骨の脊柱管が狭くなり、神経を圧迫するために起こります。安静時には症状が軽い場合が多いのですが、歩き続けると下肢のしびれや痛みが生じて動けなくなることもあります。立ち止まって休憩をとると症状が緩和し、歩き出してしばらくすると、また悪化するといった状態を繰り返すのが特徴的です。
腰痛症
レントゲンなどの検査をしても、腰痛の原因となるような異常がないのに腰痛があることをまとめて腰痛症と呼びます。痛みの原因が主に腰背筋の疲労や炎症にあると考えられる腰痛で、疲労性の腰痛ともいわれます。姿勢、動き、柔軟性、筋力、バランスなどの機能的な問題によって起こり、本格的に腰椎の変形や変性を起こす初期段階にあるとも考えられます。こじらせる前に対処する必要があります。
痛みの調節又は予防としては椅子に座るときも深く座り、背骨を伸ばし、膝、足首が90度になるように高さを調節したりまた長時間座る場合でしたら深く腰をかけ骨盤の位置に丸めたタオルを入れると骨盤の位置が安定するので腰痛の予防にもなります。
姿勢に気を配ると痛みを防げることができます!
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